洗濯物をたたまない収納アイデア！ズボラでも片付く実例とコツ

毎日山積みになる洗濯物にうんざりしていませんか。
たたむ時間や手間を減らしたいけれど、部屋が散らかるのは避けたいと悩む方は多いはずです。

実は、洗濯物をたたまない収納アイデアを取り入れるだけで、家事はぐっとラクになります。
たとえば、子供服や下着をポイっと入れるだけのざっくり収納なら、忙しい朝もスムーズです。

タオルも丸めてバスケットに入れるだけなら、見た目もおしゃれに整います。

ニトリや無印、100均などの身近なアイテムを活用すれば、高価な家具を買い揃える必要もありません。

ハンガーにかけてそのままクローゼットへ戻す方法や、狭い洗面所やリビングでも圧迫感のないラック選びなど、ちょっとした工夫で暮らしは変わります。

この記事では、今日からすぐに真似できる具体的な実例をたっぷりご紹介します。

ズボラOK！洗濯物たたまない収納アイデア（悩み編）

たたまない収納はハンガーが基本

洗濯物を取り込んでからたたむまでの工程は、家事の中でも特に時間がかかる部分です。
ここを省略するために最も手軽で効果的なのが、ハンガーを使った収納方法を取り入れることです。

具体的には、洗濯物を干す際に使ったハンガーのまま、クローゼットやラックに移動させるだけというシンプルな流れを作ります。

これにより、たたむ手間が完全になくなり、畳みジワの心配も減るため、衣類をきれいな状態で保ちやすくなるのがメリットです。

Tシャツやシャツ類はもちろん、型崩れが気になるニットなども、滑らないハンガーを使えば問題なく収納できます。

ただし、この方法を実践するには、干すためのハンガーと収納用のハンガーを統一することが大切です。
同じ種類のハンガーで揃えると、クローゼット内での厚みが均一になり、見た目もすっきりします。

また、スペースには限りがあるため、すべての衣類を吊るそうとせず、よく着る服やシワになりやすい服に絞ってハンガー収納にするのも一つの手です。

ハンガーを統一する際は、薄型のものを選ぶと収納量が増やせます。

クリーニング店でもらうプラスチックハンガーではなく、機能的なハンガーを少しずつ買い揃えていくと、毎日の快適さが格段に上がります。

タオル収納も時短

毎日使うタオル類も、いちいちきれいにたたんで積み上げる必要はありません。

特にバスタオルやフェイスタオルは使用頻度が高いため、出し入れのしやすさを優先した「たたまない」スタイルが非常に効率的です。

おすすめの方法は、くるくると丸めて収納することです。
端からくるくると巻いて、カゴや引き出しに立てて入れるだけで完了します。

これなら、畳むときに角を揃えるような神経を使う必要がなく、誰でも簡単にできます。

丸めたタオルは自立しやすいため、上から見たときに在庫が一目でわかり、取り出す際も他のタオルを崩してしまうストレスがありません。

また、もっと手軽な方法として「放り込み収納」もあります。
通気性の良い大きめのバスケットを用意し、乾いたタオルをふんわりと入れるだけです。

見た目が気になる場合は、お気に入りの布をかけて目隠しをすれば、インテリアの邪魔もしません。

注意点として、丸めたり放り込んだりする場合でも、しっかり乾燥していることを確認してから収納してください。
生乾きのままにしておくと、雑菌が繁殖しやすくなります。

特に梅雨時期などは、乾燥機を活用するか、干し場から直接使うスタイルと併用するなど、衛生面には気を配りましょう。

子供服収納にも挑戦

子供服はサイズが小さく、たたんでもすぐに崩れてしまいがちです。
また、子供自身が服を選ぼうとして引き出しの中をぐちゃぐちゃにしてしまうこともよくあります。

そんな悩みを解決するには、子供服こそ「たたまない収納」が適しています。

トップスやアウターは、大人と同様にハンガーにかけて収納するのが一番です。
子供用の小さなハンガーを用意し、低い位置にバーを設置してあげれば、子供が自分で服を選びやすくなります。

「自分のことは自分でする」という自立心を育むきっかけにもなるでしょう。

ボトムスやパジャマ、肌着などは、アイテムごとにボックスを用意し、ポイっと入れるだけの「投げ込み収納」がおすすめです。

ボックスにはイラストやひらがなでラベルを貼っておくと、どこに何を入れればいいかが一目瞭然になります。

この方法のポイントは、収納ボックスを詰め込みすぎないことです。
余裕を持ったサイズ選びや枚数管理をすることで、子供でも簡単に出し入れできるようになります。

完璧に整頓することを目指さず、子供が扱いやすい環境を作ってあげることが、結果として親の負担軽減につながります。

下着はどうする？

下着類は小さくて形も複雑なため、きれいにたたむのが面倒なアイテムの筆頭です。

また、人目につかない場所に収納することが多いため、見栄えよりも効率を重視した収納に切り替えやすいジャンルでもあります。

家族それぞれに専用の引き出しやボックスを割り当て、その中は「たたまなくてOK」というルールにするのが最も簡単です。

乾燥機から出した下着を、それぞれのボックスに放り込むだけで片付けが完了します。
仕切り付きのボックスを使えば、種類ごとにざっくりと分けることもでき、探す手間も省けます。

もう少し整えたいという場合は、軽く丸めて立てて収納する方法が良いでしょう。
ショーツやボクサーパンツなどは、くるっと丸めて引き出しに並べるだけで、驚くほどコンパクトになります。

これなら数が増えても管理しやすく、一目でどれを使うか選べます。

女性用のブラジャーなどは型崩れを防ぐため、カップを重ねてゆったりと収納するか、専用の吊り下げ収納を活用するのも一つのアイデアです。

クローゼットの隙間に吊るせる収納グッズを使えば、場所を取らずにデリケートな下着も優しく保管できます。

実践！洗濯物たたまない収納アイデア（場所・店別

狭い場所こそ有効

洗面所や脱衣所が狭くて収納スペースが取れない場合こそ、たたまない収納の工夫が活きてきます。
たたむための作業スペースを確保する必要がなく、空いた空間を有効活用できるからです。

狭い場所では、壁面やデッドスペースを使った「空中収納」が鍵となります。

例えば、洗濯機の上に突っ張り棚を設置し、そこにワイヤーバスケットを置けば、タオルやパジャマの放り込み収納スペースが生まれます。

床に物を置かなくて済むので、掃除もしやすく、足元が広々と使えます。

また、洗濯機の側面も立派な収納場所です。

マグネット式のホルダーやフックを取り付ければ、バスタオルを丸めて差し込んだり、洗濯ネットを吊るしたりできます。

わずかな隙間には、スリムなキャスター付きワゴンを差し込み、下着や靴下などの細かいものを収納すると良いでしょう。

前述の通り、湿気がこもりやすい場所では通気性を確保することが大切です。

扉付きの棚にしまい込むのではなく、オープンなカゴやメッシュ素材の袋を使うことで、カビや臭いの発生を防ぎつつ、出し入れのアクション数を減らすことができます。

収納をリビングで実現

取り込んだ洗濯物がリビングのソファや床に放置されてしまうのは、収納場所までの動線が遠いことが原因の一つです。

そこで、思い切ってリビングに「たたまない収納スペース」を作ってしまうのも一つの解決策です。

リビングになじむおしゃれなカゴやバスケットを用意し、そこを「一時置き場」ではなく「定位置」にしてしまいます。

例えば、パジャマや部屋着など、お風呂上がりに使うものは、蓋つきのラタンバスケットに入れてソファの横に置いておけば、インテリアを損なわずに収納できます。

また、家族それぞれに専用のカゴを用意し、「自分の洗濯物はここから取って、ここに戻す」というルールにするのも効果的です。

これにより、誰の服かわからない山ができるのを防げます。

カゴがいっぱいになったら各自の部屋に持って行く、という運用にすれば、リビングが散らかり続けることもありません。

来客時など、どうしても生活感を隠したいときは、大きめの布をカゴにふわりとかけておくだけで目隠しになります。
リビング収納は、完璧を目指さず「見えてもいい状態」を作ることが、ストレスなく続けるコツです。

便利なラック活用術

たたまない収納を成功させるには、適切なラック選びが欠かせません。

ハンガーを掛けるためのラックや、放り込み用のカゴを置くためのシェルフなど、用途に合わせた家具を取り入れることで、片付けのハードルがぐっと下がります。

ハンガー収納メインなら、頑丈で高さ調節ができるハンガーラックを選びましょう。
上下2段に掛けられるタイプなら、省スペースで収納力が2倍になります。

キャスター付きのものを選ぶと、掃除の際の移動も楽ですし、洗濯物を干す場所から収納場所までそのまま移動させることも可能です。

カゴやボックスを使った放り込み収納には、オープンシェルフやスチールラックが適しています。
棚板の高さを変えられるものなら、収納したいボックスの深さに合わせて無駄なくスペースを使えます。

最下段には重たいものを、目線の高さにはよく使うタオルや下着を配置すると、使い勝手が良くなります。

最近では、天井と床で突っ張るタイプのウォールラックも人気です。

壁面を傷つけずに設置でき、フックや棚板を自由に組み合わせられるため、狭い場所でもオリジナルの収納スペースが作れます。

バッグや帽子を掛けたり、ちょっとした着替えを置いたりと、フレキシブルに活用できます。

たたまない収納はニトリで揃う

「お、ねだん以上。」でおなじみのニトリには、たたまない収納に役立つアイテムが豊富に揃っています。
手頃な価格で統一感のある収納を作りたいときに頼りになる存在です。

特に人気なのが「Nインボックス」シリーズです。
サイズ展開が豊富で、カラーボックスにもぴったり収まります。

丈夫なプラスチック製なので、子供服やタオルを放り込んでも変形しにくく、汚れたら水洗いできるのも嬉しいポイントです。

キャスターを取り付ければ、床置きの移動式収納としても使えます。

ハンガー類も充実しており、滑りにくいハンガーや、首元を伸ばさずに掛けられるハンガーなど、機能的な商品が手に入ります。

これらをまとめて揃えることで、クローゼット内の見た目が整い、服を掛ける作業もスムーズになります。

また、ニトリのバスケットやカゴは、天然素材風に見えて実は樹脂製というアイテムもあり、洗面所などの湿気が気になる場所でも安心して使えます。

デザイン性と機能性を兼ね備えたアイテムを組み合わせることで、低予算でも理想の収納環境が整います。

ニトリのおすすめアイテム比較表

アイテム名	特徴	おすすめ用途
Nインボックス	頑丈でサイズ豊富、キャスター取付可	子供服やタオルの放り込み
滑りにくいハンガー	薄型で服が落ちにくい	ニットやシャツの吊るし収納
ランドリーバスケット	通気性が良く大容量	洗濯物の一時置き、パジャマ入れ

無印も強い

シンプルで無駄のないデザインが魅力の無印良品も、たたまない収納の実践には欠かせないブランドです。
どんなインテリアにも馴染むため、長く使い続けられるアイテムが見つかります。

代表的なのが「やわらかポリエチレンケース」です。
柔らかい素材でできているため、角がなく安全で、子供のおもちゃや服の収納に最適です。

別売りの蓋を使えばスタッキングも可能なので、季節外の服をしまっておくのにも便利です。
耐水性も高く、汚れたらさっと拭けるのも忙しい主婦には助かります。

「ポリプロピレン収納ケース」は、クローゼット収納の定番です。
深さの種類がいくつかあるので、下着などの小物から厚手のバスタオルまで、収納したいものに合わせて選べます。

目隠しをしたい場合は、前面に白い紙やプラダンを入れるだけで、すっきりとした見た目に変身します。

また、無印良品の「壁に付けられる家具」シリーズを活用すれば、ちょっとした壁面を収納スペースに変えられます。

フックを取り付けて翌日の着替えを掛けておいたり、棚を設置してタオルを置いたりと、アイデア次第で使い方が広がります。

100均でも可能

コストを抑えてたたまない収納を始めたいなら、ダイソーやセリアなどの100均アイテムが大活躍します。
工夫次第で、高価な収納グッズに負けない使い勝手を実現できます。

例えば、ワイヤーネットと結束バンドを組み合わせれば、オリジナルの収納棚やカゴをDIYできます。
突っ張り棒と組み合わせれば、デッドスペースに簡易的な棚を作ることも可能です。

これなら、収納場所のサイズに合わせてぴったりフィットさせることができます。

プラスチック製のカゴやバスケットも種類が豊富です。
同じ種類のカゴを複数揃えて並べるだけで、統一感が出てすっきり見えます。

ラベルシールやタグを使って中身をわかりやすくすれば、家族みんなが使いやすい収納になります。

S字フックやドアフックなどの小物も狙い目です。

クローゼットの扉や鴨居に引っ掛けるだけで、帽子やバッグ、あるいは一度着たけれどまだ洗わない服の一時置き場が作れます。

100均アイテムは手軽に試せるので、まずは少量から始めてみて、使い勝手が良ければ買い足していくのが賢い方法です。

快適！洗濯物のたたまない収納アイデア総括

• ハンガー収納を取り入れて干す作業と収納を直結させる
• タオルは丸めて立てるか放り込み収納で時短を実現する
• 子供服はポイっと入れるだけの投げ込み収納で自立を促す
• 下着は家族別の専用ボックスを用意して管理を楽にする
• 狭い場所では壁面やデッドスペースを使った空中収納を活用する
• リビングに馴染むカゴを置き一時置き場ではなく定位置にする
• ハンガーラックやオープンシェルフで出し入れしやすい環境を作る
• ニトリのNインボックスなど丈夫で手入れしやすいグッズを使う
• 無印良品のやわらかポリエチレンケースで安全かつシンプルに整える
• 100均のワイヤーネットやS字フックで低コストに収納を増やす
• 収納グッズの色や形を統一して見た目のすっきり感を出す
• 湿気対策として通気性の良いカゴや配置を心がける
• 完璧を目指さず家族が使い続けられるルール作りを優先する
• まずはタオルや下着など小さな範囲からたたまない生活を始める
• 自分に合った方法を見つけて家事の負担を減らし時間を生み出す