ミニマリストに憧れるけれど、「実際に女性ミニマリストってどんな持ち物で暮らしてるの?」と気になったことはありませんか?
物を減らすだけじゃなく、本当に必要なものを見極めて、大切にしながら暮らす。
その姿勢は、すっきりと心地よく過ごしたい私たちにたくさんのヒントを与えてくれます。
この記事では、ミニマリスト女性たちが実際に持っているものをカテゴリー別にご紹介しながら、なぜそれが選ばれているのか、どんな工夫で快適に暮らしているのかを深掘りしていきます。
洋服、スキンケア、バッグの中身から、家電、掃除道具、収納の考え方まで。
少ない持ち物でも豊かに暮らすヒントが満載です。
「何を減らせばいいのか分からない」「減らしたけど暮らしにくくなった」そんな方も、この記事を読むことで“自分にとってのちょうどいい”が見つかるはず。
あなたらしいミニマルライフの第一歩に、ぜひ参考にしてください。
- 女性ミニマリストが持つ物の種類と数の目安
- 最小限の持ち物でも快適に暮らす工夫や考え方
- スキンケアや掃除道具などカテゴリー別の具体的な選び方
- 自分にとって本当に必要な物を見極める判断基準
ミニマリスト女性の全持ち物は?必要なものだけで暮らすコツ
- 洋服は最低限の枚数で着まわす
- スキンケア・コスメも厳選してミニマルに
- バッグの中身は毎日使うものだけ
- 家電は「暮らしに必要」かどうかで見直す
- キッチン用品は多機能・省スペースを意識
洋服は最低限の枚数で着まわす

ミニマリストにとって、洋服の管理は暮らし全体のすっきり感を左右する大事なポイント。
クローゼットがパンパンだと、朝のコーディネートも面倒になりますし、管理も洗濯も大変。
だからこそ、必要最小限の枚数で、自分らしく着まわせるアイテムだけを残すというのが基本の考え方です。
実際にどれくらいの枚数があれば暮らせるのかというと、平均的には年間20着前後という声が多く、さらに10着以下に絞っている人もいます。
春夏秋冬それぞれで3〜4セットずつ用意すれば、十分まわせるという実感を持っている方が多いんです。
たとえば、春にはトップス2〜3枚とスカートやジーンズで組み合わせを作り、秋にはニットやベストを活用して気温の変化に対応するなど、シーズンごとに少しずつ入れ替えるのがコツ。
30代女性ミニマリストの実例では、春にワンピース1着とトップス2枚、ジーンズ1本というように、本当に必要な分だけを持ち、合計で25着前後に抑えているケースもあります。
喪服や結婚式用の着物、パジャマなども含めてこの数なので、かなり洗練されたワードローブといえますね。
着回しを成功させるポイントは、オールシーズン使える素材を選ぶこと。
コットン、シャツ、デニムなどは季節を問わず使えるので、持ち物を減らすのにぴったりです。
色は白・黒・ネイビー・グレーなどのベーシックカラーを中心に選ぶと、どの組み合わせでも相性がよく、迷わずコーディネートできます。
また、オン・オフどちらにも使えるシンプルなデザインを意識するのも大切。
Tシャツ2〜3枚、シャツ1〜2枚、デニム1本、カーディガンやニットを1〜2枚、アウターは春秋用と冬用で2枚というように、自分に合った最小限を見極めましょう。
少ない服で暮らすと、「今日何を着よう?」と悩む時間が減って、毎日のスタートがぐんと楽になりますよ。
無理に減らすのではなく、自分にとってちょうどいい数を探すのが、心地よいミニマリズムの第一歩です。

スキンケア・コスメも厳選してミニマルに
スキンケアやコスメって、気づけばどんどん増えていませんか?
気になるアイテムを買っては使いきれずに残ってしまい、洗面台の引き出しがごちゃごちゃに…。
そんな経験、あるあるですよね。
ミニマリストの女性たちは、そんなスキンケア迷子状態から脱出し、本当に必要なものだけで満足できる習慣を身につけています。
基本のスキンケアは、洗顔・保湿・UV対策の3ステップだけで十分という考え方。
実際、皮膚科医や専門家もこのシンプルなケアを推奨しています。
洗顔は1日2回まで、熱すぎないお湯でやさしく行い、自分の肌質に合う低刺激なものを選ぶのがコツ。
保湿も、化粧水や乳液をたっぷり使うより、肌に合うアイテムを少量ずつしっかり使うことの方が効果的だったりします。
アイテムを減らすためのポイントは、多機能コスメを上手に使うこと。
オールインワンタイプの保湿剤なら、化粧水・美容液・乳液の役割を1本でまかなえるので、スキンケア時間も収納スペースもコンパクトに。
さらに、シンプルな成分で作られた処方を選べば、肌への刺激も最小限に抑えられて安心です。
ミニマリストたちが選んでいるアイテムの一例としては、クレンジング兼洗顔ができる「アテニアのスキンクリアクレンズオイル」、化粧水・美容液・乳液をまとめた「モイスチュアマイルド WHITE」、全身に使える「ニベアのスキンミルク」など。どれも1つで何役もこなす優秀アイテムです。
コスメも同様に、必要最低限のもので十分。
ベースメイクは「下地+パウダー」だけ、もしくはノーファンデ派という人も多く、アイブロウとリップも1〜2本に絞るだけで、意外と満足できるんです。
最近は石鹸で落とせるミネラル系のコスメも増えていて、クレンジングいらずの時短&肌負担軽減が叶います。
肌や自分のライフスタイルに本当に合うものだけを持つ。
このシンプルな発想が、ミニマリスト流の美しさの秘訣です。
スキンケアやコスメを見直すことで、毎日の習慣も心も、ぐっと軽やかになりますよ。
バッグの中身は毎日使うものだけ

バッグの中がいつもごちゃついていると、必要なものがすぐに見つからなかったり、重くて肩がこったり…。
そんな悩みを解消してくれるのが、ミニマリスト流の持ち物の厳選術です。
ミニマリストの女性たちは、バッグの中もとてもシンプル。
毎日使うものだけを見極めて持ち歩くことで、快適さと心のゆとりを手に入れています。
よく使われるアイテムは、スマホ、小さめの財布、ハンカチ、ポケットティッシュ、リップクリーム、キーケースなど。
人によっては目薬や絆創膏、水筒、エコバッグ、除菌グッズをプラスすることもありますが、どれも本当に使う日常品ばかり。
逆に、数日使わなかったものや、代用できるものは潔くバッグから外すのがポイントです。
ミニマリストのバッグ選びにもこだわりがあって、3〜4個に厳選して使い分けている人が多いです。
たとえば、ちょっとした外出には小さなショルダー、通勤にはA4が入るシンプルなトート、旅行には軽量なリュックというふうに。色はブラックやベージュ、グレージュなど、どんな服にも合うベーシックカラーが人気です。
バッグの中身をすっきりさせる工夫として、バッグインバッグや小さなポーチを使って、細かいアイテムをまとめておく方法も。
これなら中身が散らからず、入れ替えも楽ちんです。
さらに、持ち物は定期的に見直して、なくても困らなかったものは思い切って省くようにすると、どんどん軽く、使いやすくなっていきます。
毎日を身軽に過ごしたい人にとって、バッグの中身を見直すことはとても有効な一歩。
物が少ないだけで移動が楽になり、ストレスも減って気持ちも軽やかになります。
「これは毎日使ってる?」と、自分に問いかけながら、本当に必要なものだけを持ち歩くスタイルを、ぜひ試してみてくださいね。
家電は「暮らしに必要」かどうかで見直す
新生活や引っ越しのタイミングで、「とりあえず全部そろえなきゃ」と家電を買いそろえた経験はありませんか?
でも結局、あまり使っていないまま置物になってしまった…なんてことも。ミニマリストの暮らしでは、そういったなんとなくの家電を手放し、本当に必要なものだけに絞るのが基本です。
ミニマリストの家電選びで大切なのは、毎日使うかどうか、他で代用できないかという基準。
便利そうに見える家電も、よく考えたら出番が少なかったり、ほかの道具で十分代用できたりするんです。
たとえば、電子レンジがあれば炊飯器やトースターを使わなくても意外と困らないこともあります。
よく選ばれる必須家電は、冷蔵庫・洗濯機・電子レンジ・エアコン・ドライヤー・パソコンなど。
どれも、暮らしに欠かせない、他では代用しにくいものです。
とくに冷蔵庫や洗濯機は、日々の生活に直結するので手放しにくい家電。
とはいえ、サイズや機能は必要最小限に抑えて、管理が楽になるものを選ぶ人が多いです。
反対に、ミニマリストが持たないことの多い家電もあります。
テレビはパソコンやスマホで代用できますし、掃除機もフロアワイパーやほうきがあれば十分な場合も。
電気ケトルやオーディオ機器、食洗機などは、あると便利だけどなくても平気な存在として、手放す選択をする人が多いです。
家電を見直すときは、「これ、最後に使ったのいつ?」と自分に問いかけてみるのがおすすめ。
答えに詰まったら、それは見直しのサインかもしれません。
最近では、必要なときだけ家電を借りられるレンタルサービスやシェアサービスもあるので、買う前に試してみるのも手です。
自分の暮らしに本当に必要な家電だけを厳選すると、家の中がスッキリするだけでなく、お手入れや掃除の手間も減り、暮らし全体が軽やかになります。
モノを減らすことで、生活の質が上がる——そんな心地よい実感が得られるのが、ミニマリスト家電の魅力です。
キッチン用品は多機能・省スペースを意識

調理道具や食器って、いつの間にか増えていませんか?
便利そうだから買ったけど使わなかった、似たようなサイズの鍋がいくつもある…。
そんな「あるある」に悩まされた経験がある方には、ミニマリストのキッチンスタイルが参考になります。
ミニマリストのキッチンは、とにかくシンプル。多機能で省スペースなアイテムを厳選して、「本当に今使うもの」だけで構成されています。
たとえば、シリコーン製の調理スプーンは、炒める・すくう・よそうのすべてに使えて、菜箸やおたま、しゃもじの代わりにも。1本で何役もこなす優秀アイテムです。
また、多機能オーブンレンジも人気。
トースターや蒸し器、揚げ物までこなせる1台があれば、いくつも家電を持つ必要がなく、キッチンが広く使えます。
コンパクトな鍋やフライパンは重ねて収納できるタイプを選び、収納スペースを最小限に抑えるのがコツ。
折りたたみできるシリコン容器なども、使わないときはぺたんとしまえてとても便利です。
さらに、見た目のスッキリ感も大切にしていて、食器や調理器具の色や素材をなるべく統一する人が多いです。
白やグレーなどの落ち着いた色でまとめると、収納の中も視覚的に整って、使うたびに気持ちよくなれます。
収納に関しても、キッチンカウンターや台の上にはできるだけ物を置かず、作業スペースを広く確保。
食器棚を持たずに、シンク下や調理台下の引き出しだけで完結させる工夫をしている家庭も。
収納グッズ自体も「本当に必要か?」と見直して、増やしすぎないように意識しています。
もしかしたら使うかも、で増えた物たちは、意外と出番がありません。
今の自分の生活に合った物だけを厳選することで、調理も片付けもスムーズになり、キッチンに立つ時間そのものが心地よくなるんです。
効率的で快適なキッチンは、少ない道具とちょっとの工夫から始まります。
ミニマリスト女性の全持ち物は?アイデアと実例
- 掃除道具も最小限で効率よく
- 収納アイデアは持ち物の量に合わせる
- 買わなくなったものリストで意識を変える
- 長く使える愛用品を大切にする
- ミニマリストでも手放さないこだわりの物
掃除道具も最小限で効率よく

掃除って、道具を出すのが面倒だったり、どこにしまったか分からなかったりして、つい後回しになりがちですよね。
ミニマリストの女性たちは、そんな掃除のハードルをぐっと下げてくれる、シンプルで効率的な掃除習慣を取り入れています。
基本の考え方は、必要な場所に、必要な道具だけ。
たくさんの掃除アイテムを持つのではなく、多用途で省スペースな道具を厳選し、収納スペースも圧迫しないよう工夫されています。
たとえば、床掃除にはクイックルワイパーやコードレスのハンディ掃除機を愛用している人が多く、どちらも軽くてすぐ使えるのが魅力。使い捨てシートを使えば、衛生的で洗う手間もなしです。
キッチンや水回りでは、キッチンペーパーやスポンジクロスを使って、使ったらすぐ拭く習慣を徹底。
汚れがこびりつく前にサッと拭いてしまえば、大がかりな掃除の必要もなくなります。
トイレや浴室も同じで、流せるトイレクリーナーやバスマジックリンなどのスプレー洗剤+使い捨てシートの組み合わせが主流です。
ブラシ類は使わず、掃除が終わったらそのまま捨ててしまうというスタイルが支持されています。
洗剤も、用途ごとに何種類も持つのではなく、1本でキッチンもリビングも洗える多用途タイプを活用。
収納もシンプルにまとまり、どこに何があるか一目で分かるようになると、掃除へのハードルもぐっと下がります。
床や棚に物を置かないというのも、ミニマリストならではの工夫。
床に物がなければ、ワイパーや掃除機をかけるのもスムーズですし、棚の上もすぐに拭き掃除ができて清潔が保ちやすくなります。
モノが少ない分、部屋全体が掃除しやすい空間になっているんです。
掃除道具も暮らしの一部だからこそ、自分が快適に使える最小限でいい。
そんな考え方が、日々の掃除をもっと気楽にしてくれます。
特別な道具を増やすより、使いやすいお気に入りを1つずつ見つけていくのが、ミニマリスト流のきれいの保ち方です。
収納アイデアは持ち物の量に合わせる
「収納スペースが足りない」「片付けてもすぐ散らかる」…そんな悩みを抱えていませんか?
実はそれ、収納の問題ではなく、持ち物が多すぎることが原因かもしれません。
ミニマリストの考え方はとてもシンプルで、持ち物の量に合わせて収納を決めるが基本。
無理に収納を増やすよりも、今ある物に合った収納でスッキリ暮らすことを大切にしています。
まず大切なのは、収納スペースを8割だけ使うこと。
ついつい棚や引き出しにギュウギュウに詰め込みたくなりますが、余白があることで、モノの出し入れがしやすく、管理や掃除もしやすくなります。
何より、見た目にもすっきりとして、気持ちにゆとりが生まれるんです。
収納ボックスや家具も、必要最低限に絞るのがミニマリスト流。
ボックスが多いと、空いているからと、つい物を増やしてしまう原因になります。
半透明のケースを使うと、中身がひと目で分かってとても便利。
どこに何があるかが明確になると、「あれどこだっけ?」と探す時間も減りますよ。
そして、収まらない物は増やさない、というルールも重要。
収納に入りきらないものを持ち込まないことで、自然と買い物も慎重になります。
どうしても物が増えがちな本や趣味グッズなどは、スチールラックやスライド式本棚など拡張性のある収納を活用すれば、無理なくスッキリと保てます。
省スペース術も取り入れると、部屋全体が広く使えて一石二鳥。
たとえば洋服はハンガーラックで見える化、衣装ケースを減らす、ベッド下のスペースを収納に使うなど、部屋を圧迫しない工夫が大切です。
また、同じ種類の物は1カ所にまとめることで、管理がラクになり、重複買いや紛失も防げます。
キッチンでは、引き出しに並べる収納や、フックで吊るす収納が便利。
メイク道具や文房具などの小物は、取っ手付きの収納ボックスにまとめておくと移動もしやすく、必要な分だけで済むようになります。
本棚も、省スペース設計やキャスター付きで移動しやすいものなど、ライフスタイルに合わせた柔軟な選び方がポイントです。
収納は“増やす”より“整える”が正解。物の量に合わせて収納を見直すだけで、空間も気持ちも驚くほど軽くなりますよ。
買わなくなったものリストで意識を変える

「なんでこれ買ったんだろう…」と後悔したこと、ありませんか?
セールの文字や期間限定の響きに惹かれて、つい手にしてしまったけど、ほとんど使わずにしまい込んでしまう――そんな経験をきっかけに、ミニマリストたちは買わないリストを作るんです。
この、買わなくなったものリストは、自分にとって不要なものや、買ったけれど使わなかったものを記録しておくシンプルな方法。
でもその効果は想像以上に大きく、買い物の前に「これ、リストにあったやつだ」と思い出すだけで、衝動買いやムダ買いを防げるようになります。
実際にミニマリストたちが買わなくなったものには、こんな傾向があります。
なんとなく買っていた服や雑貨、お得感だけで選んだセール品、使い切れないほどのストックや日用品、飾りのためだけのインテリア小物、流行のガジェットや新しいコスメ…。
それらは一時的な満足感はくれるけれど、長く心に残るものではないことに気づくんです。
このリストを作ることで、「これは本当に必要か?」と自然に考える習慣が身につきます。
そして、買い物の量が減れば管理や片付けの手間もグンと楽になり、部屋も気持ちもスッキリ。
さらに、自分の価値観がクリアになり、「誰かの真似」や「なんとなく」ではなく、「自分が本当に必要としているもの」が分かってくるのです。
たとえば雑誌や本はデジタルで読んだり、図書館を活用したりする。
収納グッズは、持ち物が増えすぎないよう最小限だけにする。
使い捨てや便利グッズは、結局使わなくなることが多いと気づいて手放す。
こうした選択は、自分を縛るモノから解放してくれる大きな一歩です。
大切なのは、何を買わないかを決めることが、本当に大切にしたいものに気づかせてくれるということ。
買わなくなったものリストは、物を減らすだけでなく、自分の心と暮らしを整えるツールでもあるんです。
長く使える愛用品を大切にする
物を減らすミニマリストの暮らし。
けれど、その一方で、少ないけれど本当に好きなものを、大切に長く使う、という豊かさも大切にしています。
ただ単に持ち物を減らすのではなく、これはずっと一緒にいたいと、思えるような愛用品に囲まれることが、心地よい暮らしの鍵になっているのです。
ミニマリストが愛用品を選ぶときに重視するのは、耐久性のある素材や丁寧な作り。
本革やナイロン、キャンバスなど、しっかりとした素材を選べば、何年も使い続けることができます。
たとえば、祖母から受け継いだヴィトンのバッグを20年以上愛用しているという話もあり、長く使うほどに味が出るものには、特別な価値が宿ります。
そして、シンプルで流行に左右されないデザインもポイント。
ベーシックなデニムジャケットや落ち着いた色味のカーディガンなどは、8年10年と着続けても飽きずに使える存在。流行に乗るより、自分が「ずっと着ていたい」と思える服を見つけることの方が、ずっと満足度が高いのです。
使い心地も大切で、毎日使うものほど、手に馴染む感覚や扱いやすさを意識して選ばれます。
キッチンツールや寝具も、見た目以上に機能性やお手入れのしやすさを重視。
たとえ100円ショップで手に入れたものでも、使いやすく長く使えるなら、それも立派な愛用品です。
価格の高さにとらわれず、自分にとっての満足度を大切にするのも、ミニマリストの特徴。
たとえば、少し高くても気に入ったノートやマグカップを毎日使うことで、日々の小さな幸せが増えていく。
そうやって、少ない物でも満ち足りた暮らしが実現していきます。
さらに、長く使うことで、一日あたりのコストも抑えられて経済的。
買い替えが減ることで環境にも優しくなり、物を大切にする気持ちも育ちます。
自然と無駄な買い物も減っていくので、自分にとって、本当に必要なものがどんどん明確になるという嬉しい変化も。
数ではなく質。
ブランドではなく、愛着。
そうした自分基準で選んだ愛用品たちは、持ち主の日常をそっと支えながら、確かな安心感と満足感をもたらしてくれます。
ミニマリストでも手放さないこだわりの物

物を減らしてすっきり暮らす、というイメージが強いミニマリスト。
でも実は、なんでもかんでも手放すわけではなく、これだけは絶対に手放さない、と決めている愛用品やこだわりのアイテムを、大切に持ち続けている人が多いんです。
それらは単なる物ではなく、自分の価値観や暮らしの質を支える、大切なパートナーのような存在です。
たとえば、長く使える上質な財布やキーリング、腕時計は、持つだけで背筋が伸びるような存在。
LOUIS VUITTONのコインカードホルダーやTIFFANYのキーリング、SEIKOやHERMESの時計などは、その美しさと耐久性から、長く愛用される定番アイテム。
使うほどに味わいが出て、時間をかけて育てていける感覚も魅力です。
ファッションでは、本革のバッグや革靴、デニムなどの、経年変化を楽しめる素材が人気。
決して数は多くなくても、自分の体になじむまで付き合っていける1着や1足があると、日々の装いも気持ちもグッと豊かになります。
アクセサリーや香水などの、身につけて気分が上がるアイテムも、ミニマリストならではのこだわりポイント。
HERMESのブレスレットや、特別な日にだけ使う香水など、自分を高めてくれる存在として手放さずに持ち続けています。少数精鋭だからこそ、1つひとつに思い入れがあるのです。
また、暮らしを快適にするための日用品や家具にも妥協しません。
柳宗理のレードルやフライパン、すのこベッド、アクリルケース、ガラス保存容器など、機能性と美しさを兼ね備えた道具たちは、使うたびに心が満たされる存在。
道具を使うのが楽しくなると、日常のルーティンも自然と丁寧になります。
ガジェット類もこだわりの対象で、スマートフォンやイヤホン、モバイルバッテリーなどは、信頼できるものを選んで長く使うスタイル。便利さだけでなく、毎日使うからこそストレスなく心地よいことを大事にしています。
さらに、生活リズムを整える寝具や掃除道具も大切なアイテム。
年中使える毛布、通気性の良いベッド、静音で使いやすいロボット掃除機など、快適さを保つために欠かせないものは、むしろ手放さずにしっかり持つのがミニマリストの知恵です。
物を減らすと自分らしさを大切にするは、決して矛盾しません。
むしろ、物が少ないからこそ、自分のこだわりが際立ち、本当に好きなものに囲まれて暮らす喜びを感じられる。
そんな自分軸のある暮らしが、ミニマリストの理想とする豊かさなのかもしれません。
ミニマリストな女性の全持ち物リストまとめ
- 洋服は1シーズン3〜4セットに絞り、着回しやすいベーシックカラーで統一
- スキンケアは「洗顔・保湿・UV対策」の3ステップで十分
- コスメは石鹸で落とせる最低限のアイテムに厳選
- バッグの中身は毎日使うものだけを持ち歩く
- 財布やキーケースなどの小物も、コンパクトで使いやすいものを選ぶ
- 家電は「毎日使うか・代用できないか」を基準に見直す
- トースターやテレビなど、代用できる家電は手放す選択もあり
- キッチン用品は多機能・省スペースを意識して厳選
- 掃除道具は使い捨て・コンパクトなものを活用し、管理をラクに
- 収納スペースは8割だけ使い、余白を保って整理しやすく
- 収納グッズは必要な数に絞り、見える化を意識
- 買わなくなったものリストを作って無駄な買い物を防ぐ
- 長く使える愛用品を大切にし、経年変化や手入れを楽しむ
- 自分らしさや気分が上がるこだわりのアイテムはあえて持ち続ける
- 数ではなく“満足度”を軸に持ち物を選ぶ姿勢がミニマリストの魅力