お風呂のタイル掃除はオキシクリーンで!黒ずみ除去法

ふと気づくと、お風呂の床やタイルに現れる手ごわい黒ずみやカビ…。
見て見ぬふりをしたくても、毎日使う場所だからこそ気になりますよね。

「どうにかしてきれいにしたい!」そんな悩みを解決してくれると話題なのが、オキシクリーンです。

でも、いざ使おうと思っても、オキシクリーンのお風呂での正しい使い方って意外と知らないことも多いかもしれません。

「風呂床の黒ずみにはもちろん、しつこいお風呂のタイル目地のカビにも本当に効くの?」、「SNSでよく見るお風呂のオキシ漬けのやり方って?」、「便利なシャワーヘッドや壁のパック、気になるオキシクリーンのピンクぬめりへの効果について詳しく知りたい」など、疑問は尽きないですよね。

さらに、お風呂丸ごとオキシ漬けに挑戦してみたいけれど、「お風呂でのオキシクリーンの放置時間はどれくらいがベスト?」、「もしかしてオキシクリーンで浴槽が傷む可能性は?」なんて不安を感じる方もいるでしょう。

それに、お店でよく見かけるオキシクリーンの日本版とアメリカ版の掃除での違いも気になるところです。

この記事では、そんなオキシクリーンに関するあらゆる疑問や不安をまるっと解決!

基本的な使い方から、場所別の応用テクニック、失敗しないための注意点まで、誰でも今すぐ試せるように分かりやすく解説していきます。

ピカピカのお風呂を目指して、さっそく始めましょう!

  • オキシクリーンの基本的な使い方と効果
  • 場所別の具体的な掃除方法(床・壁・浴槽)
  • 失敗しないための注意点やコツ
  • 日本版とアメリカ版の賢い使い分け
目次

お風呂のタイル掃除にオキシクリーン!基本の使い方

  • オキシクリーン日本版とアメリカ版の掃除での違い
  • 基本的なオキシクリーンのお風呂での使い方
  • 簡単!お風呂のオキシ漬けのやり方
  • 風呂床の黒ずみはオキシクリーンで解決
  • お風呂タイル目地のカビ対策と掃除法
  • お風呂壁のオキシクリーンパック方法

オキシクリーン日本版とアメリカ版の掃除での違い

「オキシクリーンって、白いのと青い粒が入っているのがあるけど、何が違うの?」と疑問に思ったことはありませんか?

実はこれ、日本版(白)とアメリカ版(青い粒入り)で、成分や得意なことが少し違うんです。
お掃除を始める前に、まずはこの違いを知って、自分の目的に合った方を選びましょう!

一番大きな違いは、「界面活性剤」が入っているかどうか
界面活性剤は、簡単に言うと油汚れを落としやすくしてくれる成分で、食器用洗剤などにも含まれています。

それぞれの特徴を表にまとめてみました。

特徴日本版(酸素系漂白剤)アメリカ版(酸素系漂白剤+界面活性剤)
主成分過炭酸ナトリウム過炭酸ナトリウム+界面活性剤
泡立ちほとんど泡立たないよく泡立つ
香り無香料独特の香りあり
得意なこと衣類の漂白、ナチュラルクリーニング、普段の掃除油汚れ、皮脂汚れ、ガンコな黒ずみ
注意点洗浄力はマイルド。ガンコな汚れには工夫が必要肌への刺激が強め、すすぎは念入りに

お風呂のタイルや床の黒ずみは、皮脂汚れが原因の一つ。
そのため、界面活性剤入りのアメリカ版の方が、より強力に汚れを分解してくれる傾向があります。

ただし、泡立ちが良い分、すすぎはしっかり行う必要がありますし、肌が弱い方は必ずゴム手袋をしてくださいね。

一方で日本版は、成分がシンプルなので、小さなお子様がいるご家庭や、肌へのやさしさを重視したい方におすすめ。泡切れが良くすすぎが楽なのも嬉しいポイントです。

洗浄力はマイルドですが、つけ置き時間を長くするなどの工夫で十分きれいになりますよ。

どちらを選べばいいか迷ったら、「ガンコな汚れをパワフルに落としたいならアメリカ版」「普段使いや肌へのやさしさ優先なら日本版」と覚えておくと分かりやすいかもしれませんね!

基本的なオキシクリーンのお風呂での使い方

オキシクリーンのパワーを最大限に引き出すには、ちょっとしたコツがあるんです。
それは、ずばりお湯で溶かすこと

オキシクリーンは、40℃から60℃のお湯で溶かすことで酸素の泡をたくさん発生させ、その力で汚れを浮かせて落とします。

水で溶かすよりも断然効果が高まるので、ぜひ覚えておいてくださいね。

準備するものリスト

まずはお掃除を始める前に、以下のものを準備しましょう。

  • オキシクリーン(日本版またはアメリカ版)
  • ゴム手袋(手荒れ防止に必須です!)
  • お湯(40℃~60℃)
  • バケツや洗面器
  • ブラシやスポンジ

基本のオキシクリーン溶液の作り方

オキシクリーンは、お湯4リットルに対して付属スプーン1杯(約28g)が基本的な分量です。

まずはバケツなどにお湯を準備し、そこにオキシクリーンを入れて、泡だて器や棒などでしっかりかき混ぜて溶かしましょう。

この時、粉の溶け残りがあると効果が半減したり、跡が残る原因になったりするので、しっかり溶かしきるのがポイントです。

アメリカ版はシュワシュワと音を立てて泡立ちながら溶けていきますよ。

お掃除の基本ステップ

  1. 準備:ゴム手袋をはめ、換気扇を回す。
  2. 溶かす:40~60℃のお湯でオキシクリーンをしっかり溶かす。
  3. 塗る・浸す:掃除したい場所に溶液を塗るか、つけ置きする。
  4. 放置:汚れに応じて20分~数時間待つ。
  5. こする:ブラシやスポンジで軽くこする。
  6. すすぐ:シャワーなどでしっかり洗い流す。

この基本の流れを覚えておけば、お風呂のいろんな場所に応用できます。
とっても簡単ですよね!さあ、この基本をマスターしたら、次はいよいよ実践編です。

簡単!お風呂のオキシ漬けのやり方

SNSでも大人気の「オキシ漬け」
浴槽や床にお湯をためて、オキシクリーン溶液でまるごとつけ置き洗いする方法です。

こすり洗いだけでは届かない場所の汚れも浮かせてくれるので、見た目も気分もスッキリしますよ!
ここでは、特にお悩みの多い「床」のオキシ漬けのやり方をご紹介しますね。

STEP1:排水口をふさぐ

まず最初のステップが、床にお湯をためるための準備です。
排水口に栓をするのですが、専用の栓がなくても大丈夫。


ビニール袋に水を入れて固く縛り、それを排水口の上に置くだけで、簡易的な栓になります。
水が漏れないように、しっかりフタをしてくださいね。

STEP2:オキシクリーンをまいてお湯をかける

床全体をシャワーで濡らしたら、オキシクリーンを床にまきます。
量は、床の広さにもよりますが、アメリカ版なら付属スプーン1杯、日本版なら2~3杯が目安です。

その後、40~60℃のお湯をシャワーで勢いよくかけて、オキシクリーンを溶かしながら泡立てていきます。
床に1~2cmほどお湯がたまるくらいまで注ぎましょう。

STEP3:つけ置きタイム

お湯がたまったら、ここからが「つけ置き」の時間です。
汚れの度合いにもよりますが、最低でも1時間、ガンコな黒ずみがある場合は2~6時間ほど放置します。

この間に、酸素の泡が汚れをじわじわと分解してくれます。

このつけ置きの間に、お風呂の椅子や洗面器、おもちゃなどの小物も一緒に入れておくと、一石二鳥でピカピカになりますよ!

STEP4:こすり洗いとすすぎ

つけ置き時間が終わったら、排水口の栓を外してお湯を流します。
そして、ブラシやスポンジで床全体を軽くこすってみてください。

浮き上がった汚れが、するっと落ちていくのが実感できるはずです!

最後に、シャワーで洗剤成分が残らないように、しっかり全体を洗い流せば完了です。
見違えるほどきれいになった床に、きっと感動しますよ!

風呂床の黒ずみはオキシクリーンで解決

お風呂の床にいつの間にかできている黒ずみ…。
本当にイヤですよね。この黒ずみの正体は、実は一つではありません。

水垢、石鹸カス、そして私たちの体から出る皮脂汚れや、それらをエサにして繁殖したカビなどが複雑に絡み合ってできているんです。

だから、普通のお風呂用洗剤でこすっただけでは、なかなか落ちてくれないことが多いのです。

「じゃあ、なんでオキシクリーンが効くの?」って思いますよね。
その秘密は、オキシクリーンの持つ「酸素の力」と「アルカリ性」にあります!

オキシクリーンをお湯に溶かすと発生するたくさんの酸素の泡が、床にこびりついた汚れの隙間に入り込み、汚れを内側から剥がし取って浮かせてくれます。

これが「オキシ漬け」で汚れが落ちる仕組みなんです。

さらに、オキシクリーンは「弱アルカリ性」
お風呂の黒ずみの原因である皮脂汚れや石鹸カスは「酸性」の汚れです。

理科の授業で習った中和反応を思い出してみてください。
アルカリ性のオキシクリーンは、酸性の汚れを分解して落としやすくしてくれるというわけです。

つまり、オキシクリーンは「浮かせる力」と「分解する力」のダブルパンチで、あのガンコな黒ずみにアプローチしてくれる、とっても頼もしい存在なんですよ。

床の材質に注意!

ほとんどのユニットバスの床材はオキシクリーンに対応していますが、大理石や一部の特殊なコーティングがされた床材には使えない場合があります。

変色などのトラブルを避けるため、ご自宅のお風呂の取扱説明書を確認するか、目立たない場所で試してから全体に使うようにすると安心です。

先ほどご紹介した「オキシ漬け」の方法で、ぜひ床の黒ずみ撃退にチャレンジしてみてくださいね!

お風呂タイル目地のカビ対策と掃除法

タイルの黒ずみはオキシ漬けでキレイになることが多いのですが、「目地」に根を張ってしまった黒カビは、なかなかの強敵ですよね。

オキシクリーンはカビの表面の汚れを落とすのは得意ですが、残念ながらカビ菌を根こそぎ殺菌するほどの力はありません。

「じゃあ、目地のカビはどうすれば…」とがっかりしないでください!
そんな時のための必殺技があるんです。それが、「オキシペースト」です。

ガンコなカビに!オキシペーストの作り方と使い方

オキシペーストは、その名の通りオキシクリーンをペースト状にしたもの。
液だれしにくいので、壁の目地などにもしっかり密着してくれます。

【作り方】
オキシクリーンと重曹、そして少量のお湯(40~60℃)を「1:1:1」の割合で混ぜ合わせるだけ!
マヨネーズくらいの固さになるように、お湯の量で調整してください。

使い方はとっても簡単。歯ブラシなどの小さなブラシにオキシペーストを取り、カビが気になる目地に直接塗り込んでいきます。

塗り終わったら、その上からラップでパックをして、1時間ほど放置します。
ラップをすることでペーストの乾燥を防ぎ、成分がカビの奥までじっくり浸透していくんです。

時間が経ったらラップをはがし、ブラシで優しくこすり洗いをしてから、シャワーでしっかり洗い流してください。
今まで諦めていた目地の黒ずみが、スッキリしているはずですよ。

それでも落ちない最強のカビには…

オキシペーストでも歯が立たないほど強力な黒カビには、最終手段として市販の塩素系カビ取り剤(カビキラーなど)を使うのがおすすめです。

塩素系漂白剤は殺菌力が非常に高いので、カビを根元から分解してくれます。
ただし、刺激が強いので、使用する際は必ず換気をし、ゴム手袋とマスクを着用してください。

また、オキシクリーンなどの「酸素系漂白剤」と「塩素系漂白剤」が混ざると有毒なガスが発生して大変危険です。
絶対に混ぜたり、同時に使用したりしないでください。

オキシクリーンを使った後は、しっかり洗い流して乾燥させてから、日を改めて塩素系漂白剤を使うようにしましょう。

カビは湿気が大好きなので、普段から換気を心がけ、お風呂上がりに壁や床の水滴を軽く拭き取るだけでも、発生をかなり防ぐことができますよ。

お風呂壁のオキシクリーンパック方法

床や浴槽だけでなく、壁にも石鹸カスや皮脂が飛び散って、くすみの原因になっています。

「壁全体を掃除するのは大変そう…」と感じるかもしれませんが、オキシクリーンを使えば簡単にパックができて、壁もワントーン明るくなりますよ!

スプレーボトルで手軽にパック

壁全体の掃除には、スプレーボトルを使うのがとっても便利です。空のスプレーボトルに、お湯250mlあたりオキシクリーン小さじ1~2杯を目安に入れて、よく振って溶かします。

これで「オキシ液スプレー」の完成です。

あとは、壁の汚れが気になる部分にシュッシュと吹きかけるだけ。
液が垂れてくるので、下から上に向かって吹きかけていくのがおすすめです。

全体にスプレーしたら、10分~15分ほど放置します。
その後、スポンジで軽くこすりながら、シャワーでしっかりと洗い流してください。

これだけでも、壁のざらつきやくすみが取れてスッキリします。

ゴムパッキンには「ペースト+ラップ」が効く!

ドアのゴムパッキンなど、特に汚れがこびりついている場所には、先ほどの目地掃除でも登場した「オキシペースト」「ラップパック」の合わせ技が効果絶大です!

オキシペーストをパッキン部分に塗りつけ、上からピタッとラップで覆います。
そのまま30分~1時間ほど放置して、成分を浸透させましょう。

時間が来たらラップをはがし、古い歯ブラシなどで優しくこすってから、水拭きやシャワーでしっかり洗い流します。

壁やパッキンがきれいになると、お風呂場全体がパッと明るい印象になりますよね!
大掃除のついでに、ぜひ試してみてください。

壁材の確認を忘れずに

壁のパックをする際も、床と同様に材質の確認は大切です。
特に木製の壁や、特殊な加工がされている壁には使えないことがあります。

変色などを防ぐため、必ず目立たない隅の方で試してから全体に使用するようにしてくださいね。

お風呂のタイル掃除でオキシクリーンを使いこなすコツ

  • 週末は浴槽お風呂丸ごとオキシ漬け
  • オキシクリーンのピンクぬめりへの効果
  • 風呂でのオキシクリーン放置時間は何分?
  • オキシクリーンで浴槽が傷むって本当?

週末は浴槽お風呂丸ごとオキシ漬け

せっかくの週末、少し時間をかけてお風呂を徹底的にきれいにしたい!
そんな時には、浴槽、床、バスグッズを全部まとめてピカピカにできる「お風呂丸ごとオキシ漬け」がおすすめです。

大変そうに聞こえるかもしれませんが、やってみると意外と簡単で、達成感も大きいですよ!

STEP1:浴槽にお湯をためてオキシクリーンを溶かす

まず、浴槽の穴(循環口)より5cmほど上まで、40~60℃のお湯をためます。
そこにオキシクリーンを投入!量の目安は、一般的な家庭の浴槽(約200L)なら付属スプーンで10杯前後です。

しっかりかき混ぜて溶かしましょう。

STEP2:バスグッズを全部投入!

オキシクリーンが溶けたら、お風呂の椅子、洗面器、お風呂のフタ、シャワーヘッド、子どものおもちゃなど、きれいにしたいバスグッズをどんどん浴槽の中に入れてしまいましょう!

これで、浴槽と小物のつけ置きが同時にできます。

追い焚きで配管もきれいに!

もしご自宅のお風呂に追い焚き機能があれば、ぜひ活用してください!

オキシクリーン溶液が入った状態で5分ほど追い焚き運転をすることで、普段はお掃除できない風呂釜や配管の内部にたまった汚れまで、一気に洗浄することができるんです。

見えない部分まできれいになるのは嬉しいですよね。

STEP3:床も同時にオキシ漬け

浴槽の準備ができたら、次は床です。
以前ご紹介した「床のオキシ漬け」の手順で、排水口をふさいで床にもオキシクリーン溶液を行き渡らせます。

これで、お風呂場全体がオキシクリーンの泡に包まれた状態になりました。

STEP4:放置して、洗い流す

全体をつけ置きしたら、2~6時間ほど待ちます。時間が経ったら、まずは浴槽のお湯を抜き、小物を取り出します。
スポンジで浴槽や小物を軽くこすりながらシャワーで洗い流しましょう。

追い焚きをした場合は、配管内に洗剤が残らないように、新しい水をためて再度5分ほど追い焚き(すすぎ運転)をするのを忘れずに。

最後に床のお湯も流し、ブラシでこすってシャワーで洗い流せば、お風呂丸ごとリセット完了です!
見違えるようにきれいになったお風呂で、最高のバスタイムを楽しんでくださいね。

オキシクリーンのピンクぬめりへの効果

お風呂場の床やシャンプーボトルの底などで、気づくと発生しているピンク色のぬめり…。
油断するとすぐに出てきて、ちょっと不潔な感じがしますよね。

このピンクぬめりの正体は、実はカビではなく「ロドトルラ」という酵母菌の一種です。

この菌は、水分と皮脂や石鹸カスを栄養にして、ものすごいスピードで繁殖するのが特徴。

カビではないので、人体への害はほとんどありませんが、見た目が悪いですし、黒カビのエサになってしまうこともあるので、早めに対処したいものです。

「じゃあ、このピンクぬめりにもオキシクリーンは効くの?」という疑問ですが、答えは「半分ホントで、半分はちょっと違う」といったところでしょうか。

オキシクリーンは、ピンクぬめりの「汚れ」や「色素」を分解して洗い流すのには効果があります。
なので、オキシ漬けをすれば、見た目はきれいサッパリ落とすことができるんです。

しかし、オキシクリーンはあくまで「漂白剤」であり、「殺菌剤」ではありません。

表面はきれいになっても、原因であるロドトルラ菌を完全に死滅させるほどの力はないため、菌が生き残っていると、またすぐにピンクぬめりが再発してしまう可能性があるんです。

ピンクぬめりの根本解決&予防法

ピンクぬめりを根本から断ちたい場合は、塩素系漂白剤消毒用エタノールを使って、菌そのものを殺菌するのが最も効果的です。

掃除した後に、アルコールスプレーをシュッとかけておくと再発防止になりますよ。

そして何より大切なのが、「換気」と「乾燥」です。

ロドトルラは湿気が大好きなので、お風呂上がりはしっかり換気扇を回し、可能であればスクイージーなどで水気を切っておくだけで、発生を劇的に抑えることができます。

オキシクリーンで表面をきれいにしつつ、根本原因の対策もあわせて行うのが、ピンクぬめりとサヨナラする一番の近道ですね!

風呂でのオキシクリーン放置時間は何分?

オキシクリーンでのお掃除で、効果を左右する重要なポイントが「放置時間」です。
長ければ長いほど良さそうに思えますが、実はそうでもないんです。

適切な放置時間を知って、効率よくピカピカにしちゃいましょう!

オキシクリーンの効果が持続するのは、お湯に溶けてから最大でも6時間と言われています。

主成分である過炭酸ナトリウムがお湯と反応して酸素の泡を出し続けるのですが、6時間を過ぎるとその反応がほとんど終わってしまい、洗浄力がなくなってしまうんです。

「一晩つけ置けばもっときれいになるかも!」と思ってしまいがちですが、6時間以上放置しても洗浄効果はアップしないので、覚えておいてくださいね。

では、具体的にどれくらい放置すればいいのでしょうか?汚れのレベルに合わせて調整するのがおすすめです。

放置時間おすすめの汚れレベル
20分~1時間軽い汚れ、日常的なお手入れ、バスグッズのつけ置き
2~3時間通常の黒ずみ、床や浴槽の標準的なオキシ漬け
最大6時間長年放置したガンコな汚れ、大掃除の時の徹底洗浄

基本的には2時間前後を目安にすれば、ほとんどの汚れはきれいになります。

もし6時間しっかりつけ置きしても落ちないような手ごわい汚れの場合は、一度洗い流してから、もう一度新しいオキシクリーン溶液でつけ置きにチャレンジしてみてください。

タイマーをセットするなどして、放置時間をしっかり管理するのが、オキシクリーンを使いこなすコツですよ!

オキシクリーンで浴槽が傷むって本当?

「オキシクリーンは便利だけど、浴槽が傷んだり変色したりしないか心配…」という声を聞くことがあります。
強力な洗浄力があるだけに、デリケートな素材への影響は気になりますよね。

結論から言うと、使い方や浴槽の素材によっては、傷んでしまう可能性があります。

でも、正しい知識を持って注意点を守れば、トラブルは防げますので安心してくださいね。

注意が必要な浴槽の素材

特に注意が必要なのは、以下のような素材です。

  • 人工(人造)大理石:表面のコーティングが剥がれたり、光沢がなくなったりすることがあります。
  • FRP(繊維強化プラスチック)製で、表面に特殊な塗装やコーティングがされているもの:変色のリスクがあります。
  • 木製(ヒノキ風呂など):変色や傷みの原因になります。
  • 金属(特に銅やアルミ):追い焚き配管などに使われていることがあり、腐食の原因になる可能性があります。

一般的なFRPやステンレス、ホーローの浴槽は比較的強いですが、それでも100%安全とは言い切れません。

失敗しないための3つの約束

  1. 必ず目立たない場所で試す!
    いきなり全体に使うのではなく、まずは浴槽の隅っこなど目立たない場所で、少量・短時間試してみて、変色などが起きないか確認しましょう。これは鉄則です!
  2. 長時間の放置は避ける!
    前述の通り、洗浄効果は最大6時間ですが、デリケートな素材の場合は念のため2時間以内にとどめておくのが安心です。
  3. メーカーの取扱説明書を確認する!
    ご自宅の浴槽の取扱説明書に、お手入れに関する注意書きがあるはずです。「酸素系漂白剤は使用不可」と記載されている場合は、残念ですがオキシクリーンの使用は諦めましょう。

オキシクリーンは、正しく使えばお風呂掃除の最強の味方になってくれます。
大切な浴槽を守るためにも、これらの注意点をしっかり守って、安心してお掃除を楽しんでくださいね。


お風呂のタイル掃除はオキシクリーンで完璧

ここまで、オキシクリーンを使ったお風呂のタイル掃除について、さまざまな方法やコツをご紹介してきました。
最後に、この記事の要点をリストでまとめておさらいしましょう!

  • お風呂のタイルや床の黒ずみにはオキシクリーンが効果的
  • 掃除には40~60℃のお湯を使うと洗浄力アップ
  • アメリカ版は泡立ちが良く、日本版は肌に優しい
  • 基本的な使い方はお湯に溶かしてつけ置きするだけ
  • 人気のオキシ漬けは排水口をふさいで床全体を浸す
  • 頑固なカビには重曹を混ぜたオキシペーストも有効
  • 壁の掃除にはスプレーやラップを使ったパックが便利
  • 浴槽や小物も一緒に丸ごとオキシ漬けができる
  • ピンクぬめりは表面は落ちるが殺菌は塩素系が確実
  • 放置時間は20分から最大6時間まで
  • 6時間以上置いても洗浄効果は上がらない
  • 人工大理石など一部の浴槽は傷む可能性があるので注意
  • 使用前には目立たない場所で試すと安心
  • 掃除中はゴム手袋を着用し換気を忘れずに
  • すすぎはしっかり行い洗剤成分を残さないことが大切

オキシクリーンを上手に活用すれば、今まで諦めていた汚れもスッキリ落とせて、毎日のお風呂時間がもっと快適で楽しいものになります。

ぜひ、この記事を参考に、週末にでもチャレンジしてみてくださいね!

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