「物は少ないのに、なぜか部屋がおしゃれ」「すっきりしてるのに、ちゃんと男らしさがある」──そんなかっこいいミニマリスト部屋に憧れる男性は多いはず。
でも実際にやってみようとすると、「ただの殺風景な部屋になってしまった」「冷たくて居心地が悪い」と感じることも少なくありません。
本当にかっこいいミニマリスト部屋には、色づかいや家具選び、照明、収納の工夫など、計算されたポイントがたくさんあります。
この記事では、男性ミニマリストの実例や、ダサく見せないためのコツ、必要なアイテムの選び方まで、すぐに取り入れられるノウハウをまとめました。
「部屋も暮らしも、もっとかっこよく整えたい」──そんなあなたにぴったりのヒントがきっと見つかります。
- 男性ミニマリストの部屋がおしゃれに見える理由がわかる
- モノトーンで統一感を出すインテリアの工夫が学べる
- 無印良品やIKEAを活用したスマートな家具選びがわかる
- 生活感を隠す収納・照明・観葉植物の活用テクが身につく
男性ミニマリストの部屋がおしゃれに見える理由とは?
- モノトーンインテリアで統一感を出す
- 無印良品やIKEAで無駄のないスタイル
- 見せない収納でスッキリ感をキープ
- 照明と間接照明で雰囲気をつくる
- 床・壁・天井の色バランスを整える
モノトーンインテリアで統一感を出す

男性ミニマリストの部屋をおしゃれに見せたいなら、まず取り入れたいのが「モノトーンインテリア」。白・黒・グレーを基調とした無彩色の組み合わせは、清潔感がありながらもシャープで、男性らしい洗練された雰囲気を演出してくれます。
物が少ないからこそ、色の使い方や質感にこだわるだけで、部屋全体の印象が大きく変わります。ミニマリストの暮らしには、無駄のない色使いがとても相性が良いんです。
例えば、白を多めに使うと部屋全体が明るく開放的に見えますし、黒をアクセントに使うと一気に引き締まった印象に。グレーを中間色として取り入れると、全体のトーンがなじみ、自然で落ち着いた空間になります。
家具やカーテン、ラグなどはシンプルな形状や質感のものを選び、色を3色以内に抑えるのが基本です。よくあるのが「黒いソファ」「白いラグ」「グレーのカーテン」の組み合わせ。これだけでも十分に統一感のある空間ができ上がります。
また、素材に変化をつけるのもポイントです。金属やガラスのテーブル、レザーのチェアなど、無機質なアイテムを取り入れることで、クールでスタイリッシュな雰囲気に。反対に、木製の家具やコットン素材のクッションなどを少し加えると、温かみがプラスされて、冷たくなりすぎないバランスがとれます。
配色比率の黄金バランスとしては、ベースカラー70%、メインカラー25%、アクセントカラー5%がおすすめ。この比率を意識するだけで、見た目がグッと洗練されて見えます。
最後に大切なのが、「余白」の使い方。家具や雑貨を詰め込みすぎず、あえて空間を空けることで、視覚的に広がりを持たせ、おしゃれさとミニマル感が両立した空間に仕上がります。
物が少ないからこそ、色や配置の工夫で「自分らしい美しさ」が表現できるのがモノトーンインテリアの魅力です。
無印良品やIKEAで無駄のないスタイルに

男性ミニマリストの部屋をおしゃれに整えるうえで、インテリアブランド選びはとても大切です。その中でも、無印良品とIKEAは、シンプルで機能的、しかも手に入りやすい価格帯で揃えられる強い味方。物を減らしたいけど整った空間にしたい…そんな思いを叶えてくれるブランドです。
まず無印良品の魅力は、何といっても「余計な主張をしない、なじみやすいデザイン」。白やナチュラルカラーを基調とした家具はどんな空間にもすっと溶け込み、主張しすぎないから他のアイテムとも調和が取りやすいんです。
特に人気なのが、「スタッキングシェルフ」や「壁に付けられる家具」。見た目はすっきりしていても、収納力はしっかり確保。暮らしの中で使いやすい工夫がたくさん詰まっています。スチール製の棚や、木と組み合わせたユニットシェルフも、ミニマルだけどどこか温かみのある印象で、男性の部屋にもしっくり馴染みます。
一方で、IKEAは北欧デザインをベースにした、機能的で直線的な家具が豊富。特におすすめなのが「BESTÅ(ベストー)」や「KALLAX(カラックス)」といったシリーズ収納。扉付きで生活感を隠しやすく、モジュール式だからライフスタイルに合わせて自由に組み替えられるのも魅力です。
さらにIKEAでは、照明やラグ、小物まで一式揃えることができるので、初めてミニマルな部屋づくりに挑戦する人でも、テイストを統一しやすいというメリットがあります。明るめのカラーや光沢感のある素材を選ぶと、部屋に軽やかさや明るさも出せますよ。
どちらのブランドを使うにしても、**「シリーズで揃える」「色や素材を統一する」「必要なものだけに絞る」**のが最大のコツです。そして見せない収納や隠す工夫を取り入れることで、ミニマルながら生活感のない、すっきりとした空間が完成します。
インテリア初心者の方でも、無印良品やIKEAのアイテムを上手に活用することで、誰でも手軽に“無駄のないおしゃれな部屋”を作ることができます。大切なのは「何を選ぶか」ではなく、「何を選ばないか」。その視点を持つことで、ミニマリストらしい美しさが自然と表れてきますよ。
見せない収納でスッキリ感をキープ
シンプルで整った部屋に憧れて「物を減らしたのに、なぜか散らかって見える…」そんな経験はありませんか?
その原因のひとつが、“見える収納”の多用による生活感の露出。ミニマリストらしいスッキリ感をキープするには、「隠す収納」がカギになります。
まず基本は、扉付きの収納家具を活用すること。キャビネットやテレビ台の引き出し、クローゼットなど、中に入れてしまえばごちゃつきが一気に消えます。とくに日用品やコード類、掃除道具など、使うけれど見せたくないものは、「扉の中にしまう」ことを徹底するだけで空間の印象がガラッと変わります。
オープン棚を使う場合でも、ボックスやカゴで統一感を出すのがポイント。無印良品のPPケースやIKEAのスクッブシリーズなど、シンプルで無駄のない収納アイテムを使えば、見た目のスッキリ感がぐんと上がります。ポイントは“色と素材を揃えること”。黒・白・グレーなどモノトーン系でまとめると、雑多な印象になりにくいですよ。
また、布やカーテンでの目隠し収納も手軽で効果的です。棚の下部やオープンラックの一角にお気に入りの布をかけるだけで、隠す収納に早変わり。ファブリックの質感を加えることで、空間にやわらかさや温かみもプラスされます。
収納の場所にもこだわりたいところ。よく使うものは**“使う場所の近く”に収納を配置**することで、動線がスムーズになり、散らかり防止にもつながります。例えば、玄関の鍵は玄関に、充電器はベッドのそばに…というように、「定位置」を決めてあげるのがコツです。
そして何より大切なのが、物の量を見直す習慣。どんなにおしゃれな収納でも、中身がパンパンでは意味がありません。収納スペースに対して“ちょっと余裕がある”状態をキープすることが、ミニマリストらしい空間を長く保つ秘訣です。
シンプルで無駄のない収納は、部屋の見た目だけでなく、心にもゆとりをくれます。
「見せない工夫」を取り入れて、暮らしやすくてかっこいい部屋を目指してみてくださいね。
照明と間接照明で雰囲気をつくる

部屋をかっこよく整えたいとき、意外と見落としがちなのが「照明の使い方」です。ただ部屋を明るくするためのもの…と思われがちですが、実は照明ひとつで空間の印象は劇的に変わるんです。特に物が少ないミニマルな部屋では、光の当て方や色で「居心地の良さ」や「おしゃれ感」が大きく左右されます。
まず押さえておきたいのが、直接照明と間接照明を組み合わせること。天井にあるシーリングライトだけでは、部屋全体がのっぺりとした印象になりがち。そこにフロアランプやテーブルランプ、壁際の間接照明をプラスすると、光に高さと方向が生まれ、部屋に立体感と奥行きが出てきます。
たとえば、ソファの横にフロアライトを置くと、その周囲が自然に“くつろぎのコーナー”になります。天井から全体を照らすのではなく、あえて壁や天井を間接的に照らすことで、光がやわらかく広がり、リラックスできる空間が完成します。
照明の「色」もとても重要なポイントです。白っぽい光(昼光色)は明るく見えて集中向きですが、くつろぎたい部屋にはオレンジがかった電球色を取り入れるのがおすすめ。電球色は、あたたかみのある雰囲気を演出してくれて、ミニマルだけどどこか“ぬくもり”のある部屋になります。
また、間接照明は視線の先に配置するのがコツ。壁際や棚の下、テレビ台の裏側などにライトを仕込むと、光の陰影が生まれて、空間全体がグッと引き締まります。配線もできるだけ隠すことで、より洗練された印象になりますよ。
さらに、照明器具そのもののデザインにも目を向けてみてください。黒やスチール系のシャープな素材は男性らしい無骨さを演出し、木や布系のシェードを選べばやわらかくナチュラルな印象に。部屋のテイストに合わせて素材を選ぶと、統一感が自然と生まれます。
物をたくさん置かなくても、光の演出ひとつで部屋はぐっと「雰囲気のある空間」になります。間接照明は取り入れやすく、費用も比較的手頃なので、まずは1つから始めてみるのがおすすめです。
床・壁・天井の色バランスを整える
インテリアをかっこよく見せるために、意外と見落とされがちなのが「床・壁・天井」の色の使い方。
家具や収納を整えても、空間全体にまとまりがない…と感じるときは、このベースの色バランスが崩れている可能性があります。
部屋づくりの基本としておすすめしたいのが、「下から上に向かって明るく」する色使いです。たとえば、床はダークブラウンやナチュラルウッドのようにやや濃いめ、壁はアイボリーや淡いグレー、天井はホワイト系で明るく仕上げる。こうすることで、天井が高く感じられ、部屋に奥行きが生まれます。
特に床は面積が大きく、空間の印象を大きく左右します。無垢材や木目のあるフローリングを選べば、温かみと自然な風合いが加わり、ミニマルな部屋でも冷たくなりすぎず、落ち着いた印象に。床の色と家具の脚の色を揃えるだけでも、空間に統一感が出ますよ。
次に意識したいのが、インテリアでよく言われる**「配色の黄金比率 70:25:5」**。
- ベースカラー(床・壁・天井)…70%
- メインカラー(家具やカーテンなど)…25%
- アクセントカラー(クッションや小物)…5%
この比率で色を構成すると、見た目のバランスが自然で洗練された印象になります。特に色数を増やしすぎず、3色前後に絞ると、ごちゃつきがちな小物や雑貨が入っても統一感が崩れにくいです。
壁は床と天井の“中間色”にすると自然なグラデーションが生まれ、空間が広く見えます。1面だけ濃いグレーや黒などでアクセントウォールを取り入れると、全体が引き締まり、部屋にメリハリがつくのでおすすめです。
一方で、天井の色は基本的に白系が無難。天井を暗くすると圧迫感が出るので、よほど天井が高い部屋でない限り、濃い色は避けたほうが安心です。ただし、こもり感や落ち着きを重視したい方は、やわらかいグレーや木目調のクロスを取り入れるのも選択肢の一つ。
まとめると、「床・壁・天井=部屋のキャンバス」。この土台を整えることで、家具や雑貨の魅力も引き立ち、ミニマルでありながらおしゃれで心地よい空間が完成します。
ミニマリスト男性がおしゃれに暮らす工夫とコツ
- 男らしい家具の選び方と配置のポイント
- 観葉植物やアートで冷たさを和らげる
- 配線を隠して生活感を消す
- デザインと機能性を両立させるアイテム選び
- 一人暮らしでも実践できる空間活用テク
男らしい家具の選び方と配置のポイント

「ミニマルに暮らしたいけど、味気ない部屋にはしたくない」
そんな男性にぴったりなのが、“男前インテリア”のエッセンスを取り入れた家具選びとレイアウトです。無駄を省きながらも、素材感や配置にこだわることで、力強さと洗練を兼ね備えた空間が実現できます。
まず、家具の選び方で最も大切なのは素材感。
無垢材のテーブルや、ブラックアイアンの脚がついたチェアなど、無骨でシンプルなデザインは、それだけで「男らしさ」を演出してくれます。特に、レザーやダークトーンの布地を使ったソファは存在感があり、部屋の主役にもなり得るアイテムです。
次に意識したいのが色のトーン。ブラック、ダークブラウン、チャコールグレーなどをベースに色数を3色以内に絞ることで、空間が引き締まり、落ち着いた雰囲気が出せます。家具同士の色味を揃えるだけでも、部屋の印象はグッと洗練されますよ。
デザイン面では、直線的で無駄のない形の家具を選ぶとミニマリストらしさが際立ちます。たとえば、引き出しの取っ手がないフラットなキャビネットや、脚付きのローテーブルなど、装飾の少ないものが◎。さらに、収納付きベッドや折りたたみテーブルなど、機能性を兼ね備えた家具は限られたスペースを効率よく使えるので一石二鳥です。
また、少し個性を加えたい場合は、ヴィンテージ加工やダメージ感のあるアイテムを1点だけ取り入れるのもおすすめ。全部を無骨にしすぎると圧迫感が出るので、アクセントとして使うとバランスが取れます。
家具の配置についてもひと工夫。
動線をしっかり確保することが第一。大きな家具は壁際に寄せて、中央には低めのテーブルやラグを配置すると、空間に余白が生まれて視覚的にも広く感じます。窓際には低めの収納やチェストを置くと自然光を遮らず、明るさもキープできます。
最近人気なのが、「ソファ・ダイニング」というスタイル。ダイニングテーブルとソファを一体化させることで、スペースを有効に使いながらリラックスできる空間がつくれます。
最後に意識したいのは、“余白とメリハリ”。すべてを並べてしまうと窮屈になりがちなので、趣味のアイテムやグリーンは厳選して飾る程度に。余白を残すことで、かえって一つ一つの家具や小物が際立ち、より洗練された印象になります。
見せたい部分は見せて、隠したいものは徹底的に隠す。そんな「緩急」をうまく使うことが、ミニマルでかっこいい部屋づくりのコツです。
観葉植物やアートで冷たさを和らげる

モノトーンや無機質なインテリアは、シンプルでスタイリッシュ。けれど、ときに「冷たい」「無機質すぎる」と感じることはありませんか?
そんなときに効果的なのが、観葉植物やアートをプラスすることです。ほんの少しの工夫で、空間がぐっとやわらかく、居心地の良い部屋になります。
まず取り入れやすいのが、観葉植物。
グリーンの色には、視覚的なリラックス効果や癒し効果があり、無機質な空間に生命感を与えてくれます。たとえば、部屋の隅やテレビ横に背の高い植物をひとつ置くだけで、空間に立体感が生まれ、無骨な印象がやわらぎます。
植物は「動き」のないモノトーン空間に“自然な揺らぎ”を与える存在。高さや葉の形が違うものを組み合わせると、よりリズム感が生まれておしゃれに見えます。
初心者には、シマトネリコやユーカリグニー、サンスベリアなどのお手入れが簡単な植物がおすすめです。冬でも元気に育ちやすく、年間通して楽しめますよ。
次におすすめなのが、アートの活用です。
たとえば、壁に一枚だけ大きめのアートを飾ると、それが視線を集めるフォーカルポイントになり、空間全体が引き締まります。小さめのアートを数枚並べるのも、動きのある印象になって素敵です。
アートを選ぶときのポイントは、色と素材。
白・黒・グレーが中心の部屋なら、オレンジやグリーン、木の茶色など、自然を感じさせる暖色を取り入れると、冷たさがやわらぎます。フレームも、無機質な金属より、あえて木製にして温かみをプラスするのが◎。
さらに、ファブリックパネルや布を使ったアートなら、色だけでなく質感でも温もりを演出できます。「手作りっぽさ」や「ちょっとした粗さ」が逆に個性や温かさを生み出すこともあります。
スタイリッシュな部屋は魅力的ですが、居心地の良さや落ち着きも同じくらい大切。
観葉植物のグリーンやアートの色・素材感を上手に取り入れることで、無機質な空間にも心地よさをプラスできます。シンプルでかっこいいのに、どこか優しさがある——そんな理想の部屋にぐっと近づきますよ。
配線を隠して生活感を消す

「ミニマルに暮らしたいけど、味気ない部屋にはしたくない」
そんな男性にぴったりなのが、“男前インテリア”のエッセンスを取り入れた家具選びとレイアウトです。無駄を省きながらも、素材感や配置にこだわることで、力強さと洗練を兼ね備えた空間が実現できます。
まず、家具の選び方で最も大切なのは素材感。
無垢材のテーブルや、ブラックアイアンの脚がついたチェアなど、無骨でシンプルなデザインは、それだけで「男らしさ」を演出してくれます。特に、レザーやダークトーンの布地を使ったソファは存在感があり、部屋の主役にもなり得るアイテムです。
次に意識したいのが色のトーン。ブラック、ダークブラウン、チャコールグレーなどをベースに色数を3色以内に絞ることで、空間が引き締まり、落ち着いた雰囲気が出せます。家具同士の色味を揃えるだけでも、部屋の印象はグッと洗練されますよ。
デザイン面では、直線的で無駄のない形の家具を選ぶとミニマリストらしさが際立ちます。たとえば、引き出しの取っ手がないフラットなキャビネットや、脚付きのローテーブルなど、装飾の少ないものが◎。さらに、収納付きベッドや折りたたみテーブルなど、機能性を兼ね備えた家具は限られたスペースを効率よく使えるので一石二鳥です。
また、少し個性を加えたい場合は、ヴィンテージ加工やダメージ感のあるアイテムを1点だけ取り入れるのもおすすめ。全部を無骨にしすぎると圧迫感が出るので、アクセントとして使うとバランスが取れます。
家具の配置についてもひと工夫。
動線をしっかり確保することが第一。大きな家具は壁際に寄せて、中央には低めのテーブルやラグを配置すると、空間に余白が生まれて視覚的にも広く感じます。窓際には低めの収納やチェストを置くと自然光を遮らず、明るさもキープできます。
最近人気なのが、「ソファ・ダイニング」というスタイル。ダイニングテーブルとソファを一体化させることで、スペースを有効に使いながらリラックスできる空間がつくれます。
最後に意識したいのは、“余白とメリハリ”。すべてを並べてしまうと窮屈になりがちなので、趣味のアイテムやグリーンは厳選して飾る程度に。余白を残すことで、かえって一つ一つの家具や小物が際立ち、より洗練された印象になります。
見せたい部分は見せて、隠したいものは徹底的に隠す。そんな「緩急」をうまく使うことが、ミニマルでかっこいい部屋づくりのコツです。
デザインと機能性を両立させるアイテム選び
部屋づくりで意識したいのは、「見た目」だけじゃなくて「使いやすさ」も大切にすること。特に物を減らしてスッキリ暮らしたい人にとっては、デザインと機能性を兼ね備えたアイテム選びが欠かせません。ここでは、選ぶときに押さえておきたいポイントをご紹介します。
1. シンプルで洗練されたデザインを選ぶ
まず大切なのは、無駄な装飾がないミニマルなデザイン。見た目にすっきりしていて飽きが来にくく、どんな部屋にもなじみやすいのが特徴です。
たとえば、脚付きのテーブルや取っ手のない収納棚などは、空間を広く見せる効果もあって、視覚的にもスッキリ。部屋のトーンや素材感に統一感を持たせるだけで、生活感を抑えて洗練された印象に仕上がります。
2. 機能性を重視し、利便性をチェック
収納付きベッドや多目的テーブル、可動式のラックなど、1つで複数の役割を果たせる家具は、スペースに限りがあるミニマルな暮らしにぴったり。
また、高さ調整ができるデスクや、モジュール式でカスタマイズできる棚など、使う人のライフスタイルに合わせて変えられる柔軟さがあるアイテムもおすすめです。
3. サイズ・色・素材のバランスを考える
部屋の広さや色のトーンに合ったサイズ感・色味・素材を選ぶことで、圧迫感がなく、快適な空間を保つことができます。
特に、天然木やメタルなど質感のある素材を取り入れると、空間に温かみや高級感が加わり、シンプルだけど無機質すぎない部屋になります。
4. 実用性とデザインのバランスを意識
どれだけおしゃれでも、実際に使ってみて使いにくいと感じたら意味がありません。
たとえば、汚れに強い素材や、手入れが簡単な形状の雑貨など、毎日の使いやすさを重視して選ぶことが、長く愛用できるポイントになります。
北欧デザインのキッチンツールや、手触りの良い布製品なども、機能と見た目を兼ね備えていて人気です。
5. プラスアルファの機能に注目
「あると便利」な機能を持つアイテムを選ぶのもコツです。
たとえば、折りたたみ可能なデスク、移動できる収納ワゴン、USBポート付きの照明など、ちょっとした工夫が快適さを大きく左右します。
目立たなくても暮らしを支えてくれる、そんな存在感のあるアイテムは、ミニマルライフの強い味方です。
まとめ
- シンプルで飽きのこないデザイン
- 使いやすさ・多機能性・耐久性を備えているか
- 空間に合ったサイズや色、素材を選ぶ
- 毎日使うものは実用性を優先
- 「+α」の便利な機能で満足度アップ
このポイントを押さえるだけで、インテリアに統一感が出るだけでなく、「使っていて気持ちがいい」部屋が実現できます。
ミニマルで快適、だけど妥協のない暮らしを目指したい方にこそ、ぜひ取り入れていただきたい考え方です。
一人暮らしでも実践できる空間活用テク

ワンルームや1Kなど、限られた空間で暮らす一人暮らしでも、少しの工夫で部屋はぐっと快適になります。ここでは、狭くてもスッキリ暮らせる空間活用のテクニックをご紹介します。
1. 家具の高さやサイズを工夫する
まず意識したいのが、家具の“高さ”。背の高い家具は圧迫感が出やすく、視線を遮って部屋が狭く見えてしまうことも。
そこでおすすめなのがロースタイル家具。ローソファやローテーブル、脚の低いテレビボードを取り入れると、目線が低くなり、天井が高く感じられて空間が広く見えます。
また、部屋の広さに対してちょうどいいサイズの家具を選ぶことも大切。大きすぎるベッドやテーブルは動線を妨げてしまうので、コンパクトでシンプルなデザインを選ぶのがコツです。
2. 収納付き家具やデッドスペース活用
収納が足りない場合は、「置く収納」よりも**“隠す収納”を工夫するのが一人暮らしスタイル。
特におすすめなのが収納付きベッドやソファ**。ベッド下を引き出し式にすれば、季節の衣類や寝具などもすっきり収まります。高さのあるベッドを選べば、下に収納ケースを入れることも可能です。
また、ソファ下・冷蔵庫上・クローゼット扉裏など、意外と活用されていない「隙間」も見逃せません。省スペースでも使えるアイテムを組み合わせて、収納力を最大化しましょう。
3. ゾーニングで空間を分ける
ワンルームでありがちなのが、すべての機能が一体化して雑然と見えてしまうこと。
それを防ぐのが、「ゾーニング」=空間を目的ごとに分ける工夫です。
たとえば、ベッド周りにはラグを敷く、ダイニングには小さなテーブルを置くなど、ラグや家具の配置で「ここはくつろぎの場所」「ここは食事スペース」とエリア分けすることで、空間にメリハリが生まれます。
パーテーションを使うのもアリですが、収納を兼ねた間仕切り家具を使えば、目隠しと収納が一度に叶います。
4. 家具の配置と動線を意識する
家具を配置するときは、部屋を「どう使いたいか」を明確にしてから決めるのがおすすめです。
たとえば、ベッドはなるべく玄関から見えない位置や部屋の奥に置くことで、安心感が生まれ、部屋も整って見えます。
また、家具は壁に寄せて配置し、中央に余白を作ると、動線が確保されて暮らしやすさもアップ。掃除もしやすくなり、整った状態をキープしやすくなります。
5. 収納は「見せない収納」を意識
一人暮らしの空間は、すぐに生活感が出やすいのが悩みどころ。
そんなときは、扉付きのキャビネットや、色を揃えた収納ボックスを活用して「見せない収納」にするのが効果的です。
特に、同系色でまとめた収納グッズは、視覚的なノイズが減り、部屋がスッキリして見えます。隅やコーナー、家具の下などのデッドスペースも賢く活用すると、収納力がぐっと上がります。
6. ファブリックや小物で個性と温かみをプラス
最後に、温かみと個性をプラスするファブリックや照明の工夫も忘れずに。
無機質な空間は冷たく感じられがちですが、カーテンやラグ、クッションなどに自然素材や暖色を取り入れることで、居心地の良さが生まれます。
また、あえてお気に入りの照明やチェアを1つ取り入れるだけでも、グッとセンスが上がります。無理にすべてをおしゃれにする必要はありません。「ここだけはこだわりたい」という場所に力を入れるのも、満足度を上げるポイントです。
かっこいいミニマリスト部屋の作り方まとめ
- モノトーンやダークトーンで色数を絞ると統一感が出る
- 無印良品やIKEAなど、無駄のないデザインを選ぶ
- 家具は直線的でシンプルなものを優先する
- ベッドやソファはロータイプで空間に抜け感をつくる
- 扉付き収納で生活感を徹底的に隠す
- 間接照明を取り入れて落ち着いた雰囲気にする
- 床・壁・天井の色バランスを意識して空間に広がりを出す
- 黒やスチール素材をアクセントに使うと引き締まる
- 無機質になりすぎないよう観葉植物をプラスする
- 壁にアートを飾ると部屋に個性が生まれる
- 配線やコードは隠してスッキリ見せる
- 多機能家具を選ぶと物が少なくても快適に暮らせる
- 余白を意識した家具配置でスマートな印象に
- 使うモノだけを厳選して、常に見直す習慣をつける
- 「好き」と「必要」のバランスを大切にする